日記:988

父親の月命日に百合の花束と温かいお茶とおにぎりを持って墓参りに行きました。入院中の父が「熱いお茶が飲みたい」「3日も何も食べていない」と言っていたからです。
行きの電車の中で、空腹を抱えて路上生活をしていた父親の惨めさを考えていたら泣いてしまいました
墓前に百合の花束を供えて手を合わせると、後悔の念で胸がいっぱいになり、また泣いてしまいました。そして父親にアルコール依存症の治療を受けさせなかった母親を恨みました。無理矢理にでも治療を受けさせていれば、離婚も野垂れ死にもなかったはずです。家族の生き死にに関わる面倒な事から目を背けて何もしなかった母親に憎しみが沸きました。

私も生前に父親を口汚く罵ったり「死ねばいい」と考えたりしたので、母親を悪く言う資格はありませんが。